top of page
和田仁

みなさんに改めて感謝な新潟でスタート「潜在意識に聴く、ありのままの自分」


 今日のお話は、がんコーディネートくりにっくにとって、そしてわたしにとってとても大事な、ただこれまでなかなか第一歩を踏み出せずにいたそんな領域、そんなお話についてはじめてお伝えできることになりました。

 

 実は先週の土曜11月9日午前に、「がんといのちをみつめる、わたしが決める輝く生き方」と題したくりにっく初のセミナーを、新潟市で開催しました。

 仙台在住のわたしとコラボしてくださったのが、新潟市内で美容サロンを経営されている桐澤春美さんという女性の方。実は彼女、わたしが主治医で治療を担当させていただいた患者さんなのです。外来診察の時にわたしが「いつか(今回のような)セミナーを開催したいんですよね」って雑談的にお話したら、桐澤さんが即座に「先生、ぜひ新潟で開催しましょう」とおっしゃってくださったことから、今回のイベント開催の運びとなりました。


 桐澤さんには、会場確保をはじめ、桐澤さんの診察にしばしばご同行された娘さんのご協力を仰いでのチラシ作成や、サロンの関係者や利用者様などの集客とか広告など、新潟の地をほとんど知らないわたしのためにあらゆる面で多大なご尽力をいただきました。今回のセミナー参加者も、なんとびっくり30名を越えました。桐澤さんと娘さん、ボランティア状態で当日の会場運営にご協力いただいた方々、土曜午前という貴重な時間にセミナーへご参加いただいたみなさんに、この場をお借りして深く御礼申し上げます。

 ほんとうに、ありがとうございました。



 セミナーの前半では、わたし(仁先生)のお話の時間を40分あまりいただき、「潜在意識に聴く、ありのままの自分」をテーマに、タイトル「仁先生が描く幸せながん診療」と題してスライド発表をさせていただきました。


 「潜在意識に聴く、ありのままの自分」のテーマ、開業したときからいつかお伝えしたいと思いつつも、目に見えない魂とかスピリチュアルとかの世界で、セミナー開催にはちょっとハードルが高く、くりにっく集客なども含めてずっと保留したままでした。地元仙台ですらなかなか開催できず悶々とした日々でしたが、桐澤さんのおかげで、なんと新潟の地でようやくスタートが切れました。


 実は桐澤さん、耳鼻科系の腫瘍に罹患され地元の主治医以外の治療法をいろいろ模索されていました。治療選択肢のひとつとして受診された横浜で開業のお医者さん。実はわたしの催眠療法のお師匠さんなのです。以前のブログでもご紹介した師匠の萩原先生から、陽子線治療を今も担当するわたしに、セカンドオピニオンとして桐澤さんをご紹介いただきました。いろいろ不思議なご縁にも感謝いたします。

 桐澤さんの体験記、わたしのお話に続いて桐澤さんご自身からいろいろお話されました。ご本人の体調や希望などから、標準治療とはかなり離れた治療方針を余儀なくされましたが、現在はすっかり腫瘍が消えてしまい、お元気にサロン業務を再開されています。彼女の知人の方々は彼女のきちんとした治療経過をよく知らない方が多かったようで、ご本人の口から直接お伝えする良き機会になったのかな、私も少しお役に立てたのかな、と自画自賛で思った次第です。


 今回は、生きたい(治りたい)、と、死がこわい、の両面でお話をさせていただきました。私自身の歴史とともに、時間的な制約でほんの概要でしたが。


 前半の、生きたい(治りたい)。心理療法のひとつであるサイモントン療法や、アメリカアマゾンのがん部門で2014年第1位に輝きニューヨークタイムスのベストセラーにもなった、「がんが自然に治る生き方」(和訳)という書籍などをご紹介させていただきながら、がんに対する自らの治癒力の話題を、ざっとお話させていただきました。


 後半の話題は、死がこわい、つまり死への不安についてでした。かなり重たいテーマですが、がん緩和医療の世界でとても有名な医師であったキュブラーロス先生や、前世療法などヒプノセラピー(催眠療法)の先駆者的存在であったアメリカの精神科医ブライアンワイス先生をはじめ、医師や学者らが科学を心がけた死後の世界に関するテーマ、臨死体験、前世または過去生療法、子供らによる過去生や胎内記憶などについて、書籍を中心にざっとお話をしました。


 こういった心とか魂といった見えない世界の話は、実例による科学的な疫学調査をしても、これまでの常識からは理解しづらい領域であり、宗教をはじめとして信じるか否か的な世界です。ただ最近はご存じの方も少なくないと思いますが、脳科学や量子力学などでだんだん科学的にもこころとか魂の存在や解明が進みつつあります。もちろんまだまだ未解決だとか、非確実な部分だらけです。しかし、がん緩和ケア分野で世界的に著名な医師であるあのキュブラーロス先生も、あの世とか魂とかを「信じる疑うではなく、その存在について知ること」がまずは大事、とおっしゃっています。


 今回お伝えした概要的な発表の個々の項目についてはまた改めて、ラジオの別の機会で、またブログや次回以降のセミナーが開催されたら、具体的に少し踏み込んでお話したいと思っています。


 質疑応答やセミナー後のアンケート結果を含めて、見えない世界に関心を持たれる方が多いのだなと、私も実感することができました。決して宗教などの勧誘はせず、会場の空気が重たくならないような話題提供を心がけました。スピリチュアルケアはともすれば、怪しげな世界になりがちですが、科学的な集計や論調を中心に、いろいろ深いって今後も調べてまいります。


 セミナー会場ですが、NST(新潟総合テレビ)ビル2階にあるパンとカフェのシエールNST店さんのご協力をいただきました。新潟市の中心部を流れる信濃川を一望できる絶景な川沿いのロケーションにある、とても素敵な場所でした。

 シエールさん、なんと満員御礼となる所狭し状態での開催でした。会場をご提供くださったシエールの和美さんをはじめとするスタッフの方々、休日の忙しい時間帯でしたが、ご協力をいただき、ほんとうにありがとうございました。来年春くらいと次回開催時も相談中です。もしまた機会がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。


 とても楽しい、今後も楽しみなセミナーでした。



 以上の内容については、仁先生の希望の和田チャンネル、「みなさんに改めて感謝な新潟でスタート大事な第12回」でも配信しました。




コメント


bottom of page