本日、仙台市ホームページの「仙台市中小企業チャレンジ補助金」第4回交付決定事業者として、がんコーディネートくりにっくも一覧に掲載されました。
チャレンジ事業名は「コロナ禍におけるサロン/訪問・オンラインハイブリッド形式の医療むくみ施術サービス」です。チャレンジ補助金事務局の方々、採択いただき、またいろいろなご連絡やご高配を賜りました。また、申請にあたりいろいろな方からご助言をいただきました。深く御礼申し上げます
チャレンジ事業の概要ですが、がん治療に関連する「むくみ(リンパ浮腫)」や疲労などによる「むくみ」をケアするサロンCamomille(カモミーユ)を仙台市中心部の青葉通沿いに新設し、サロンと訪問・オンライン相談による医療むくみ施術サービスをリンパ浮腫専門看護師とがん専門医(がんコーディネートくりにっくなど)の連携により提供することです。
リンパ浮腫専門看護師2名(臨床経験20年以上、在宅緩和ケア、訪問看護、緩和ケア病棟などを経験)と、くりにっく院長が提携しながらサロンを運営いたします。
がん治療後のリンパ浮腫やがんに関連する「むくみ」は保険診療でサポートしきれないケアが必須の症状であり、日常生活においても健康な方にとって「むくみ」はQOL(生活の質)に関わることから、がん患者だけでなく多くの方々にとって必要なケアです。また、がん患者にとってのむくみは治療後から一生付き合っていかなくてはならないケアであるにも関わらず、多くの人ががんを治癒することのみが目的になってしまい、治療後に苦しむ人が多いことはあまり知られていません。むくみは毎日のケアも大切であるため、サロンでの施術と訪問またはオンライン相談のハイブリッド形式で対応することにより、より多くの患者さんにより多くの時間をかけてご対応させていただく予定です。
メディカルアロマセラピー資格者で知識や経験豊富なリンパ浮腫専門看護師が心身の包括的サポートを行い、がん患者さんだけでなく、健康な人も疲労回復、美容目的で利用することができます。
仙台市内のむくみケアを行う病院では月に1回の予約がようやく取れるほど混雑していることから、むくみケアのニーズの高さを推測できます。また、美容目的のリンパを流すサロンは存在し、働く世代の女性のニーズは高く、この世代が「美容」から「健康」への意識の変化していくことや、親の介護にあたりがん治療や高齢による「むくみ」ケアに対する意識の高まりが予想されます。
サロンの利点としては、コロナ禍などで医療機関受診を控えている方々が安心できる完全予約性かつ個室施術の環境があります。また、外出に不安な利用者に対する自宅などへの訪問施術や、(くりにっくと連携した)オンラインによるむくみの悪化への対応もいたします。将来的には、医療者による健康セミナーや、がん患者さんの家族向けむくみケア講座なども予定しています。
むくみケアサロンCamomille(カモミーユ)のホームページは今月中に公開し、施術予約受付も開始いたします。また、10月1−2日の土日にはサロンの内覧会も予定しております。
貴重な休日のひとときではございますが、お時間が許せば、ぜひご来店ください。
PS:50回目の院長ブログとなりました。更新は不定期ですが、今後ともよろしくお願い申し上げます。
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