2022年2月8日放射線治療ワールドキャンサーデー・セッション UHCの観点から見た日本の放射線治療の問題:私が思う追加の課題と解決案ワールドキャンサーデー2022が先日の2月4日にオンライン開催されました。https://www.worldcancerday.jp/ ワールドキャンサーデー、ご存じですか?ホームページに掲載されているワールドキャンサーデーとはについて、UICC(Union for...
2022年1月16日読書感想がん関連書籍の私見をブログに書店のがん医療系ブースを眺めると、がん専門医師たちが執筆した本からがん患者さんの体験談まで、いろいろなジャンルの書籍がたくさん並んでいます。査読という専門家たちによるきちんとした事前評価がなされ承認を受けた後に公開される医学論文と違い、そういった書籍は内容確認がほぼ無防備な...
2021年12月6日がん診療日本のがん医療に必要なのは「スーパードクター」ではなく「がんの総合診療医」先日、あるSNSの投稿で2018年6月22日の朝日新聞GLOBEさんの記事『逸見政孝さんを執刀した「ゴッドハンド」が最後に頼った医者』をたまたま目にしたら、とても共感を覚える記載がありました。東京女子医大の林和彦先生が、現在そして今後のがん治療医のあり方について、示唆に富む...
2021年12月3日放射線治療出血性胃癌に緩和的放射線治療は極めて有効:世界最大の前向き多施設共同観察研究放射線治療分野で国内最大規模の日本放射線腫瘍学会学術大会、今年の開催は古巣の山形大さんで、先月から始まり現在もオンライン開催となっています。 https://www.congre.co.jp/jastro2021/ コロナ禍でなければたぶん仙台国際センターで開催され、全国の...
2021年11月29日生き方楽しんで生きたほうがいい2021年11月28日(つまり昨日)のFRIDAY DIGITALオンライン版に、『竹原慎二が明かす「がんステージ4と最悪の日々からのカムバック』と題した記事が掲載されていました。 https://friday.kodansha.co.jp/article/215173...
2021年11月13日放射線治療昭和時代の放射線治療がIMRTに優った方(その2:陽子線での再治療)予定の放射線治療が失神発作なく無事に終了し、ご自宅へ退院されました。その後、遠方ではありましたが私の外来へ定期通院していただくこととなりました。耳鼻科的な処置を含め、本人家族のご希望で紹介元の某がんセンターさんではなく、ご自宅近くの病院の耳鼻咽喉科さんとの併診をしていただけ...
2021年11月7日放射線治療昭和時代の放射線治療がIMRTに優った方(その1)私が南東北がん陽子線治療センターさん在籍時のことですが、局所進行頭頸部がん患者さんの娘さんが私のセカンドオピニオン外来を受診されました。遠方在住ということもあり患者さん本人はその日に受診されませんでしたが、紹介状も持参された娘さんからお話を伺うと、「(日本を代表する有名な)...
2021年10月23日放射線治療「コロナ時代の最先端がん放射線治療 -短期・低侵襲放射線治療の最前線-」 日本放射線腫瘍学会・公開市民講座に参加10月22日土曜午後、TKPガーデンシティ仙台で「コロナ時代の最先端がん放射線治療 -短期・低侵襲放射線治療の最前線-」と題した、日本放射線腫瘍学会第34回学術大会の市民公開講座が開催されました。 現地参加とインターネットライブ配信によるオンライン参加のハイブリッド開催で...
2021年10月18日生き方「がんが自然に治った」とされる人々がしていたこと:広報誌 南東北より引用「がんが自然に治った」などと書くと「うさんくさい」「ありえない」「似非宗教」「詐欺商売」といったご批判をもたれる医療者の方々などが多くいらっしゃることを承知で、それでも不思議な現象が起きている方々が(少ないけれど?)実際にいらっしゃるようだということは無視できない、と私はず...