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院長のブログ 下の各画像をクリックして、ブログ全文をご覧ください


ハルンカップで叱られた
ハルンカップってごぞんじですか? ハルンとはドイツ語Harnのことで尿(おしっこ)を意味します。つまり尿検査の時に一時的におしっこを貯める容器のこと。普通の使用法はそうです。百均ショップなどではおもしろ擬似検尿コップも販売されているようですが…...
1月25日


「誰にでもできる」南東北渡邉一夫理事長
今日は、わたしが開業前に勤務していた福島県郡山市にある南東北がん陽子線治療センターで出会った、わたしに今の開業を決意させてくださった方々とのエピソードをご紹介させてください。 最初のエピソードをお伝えさせていただく方は、南東北病院を一代で...
2024年9月27日


皮膚が赤くジクジクした巨大頸部リンパ節再発へ再照射(動注陽子線)、祝5年経過!
私が5年前から主治医として診療担当させていただいたNさんの経過概略を、以下にお示しいたします。 「私のガン治療がお役に立てるなら幸せです!必要なら何時でもお声がけ下さい!」(原文のまま)と、ご本人の快諾も先日拝受いたしました。 「現病歴」...
2024年6月26日


肝細胞がんの炭素イオン線治療、実はコスパが良い!?
肝細胞がんの治療法の一つである炭素イオン線治療は、国内では300万円あまりの高額な医療費がかかります。ただ、その有効性が証明されたことから、令和4年4月から一部の肝細胞がん(長径4cm以上)で保険適応となりました。 そして、今回ご紹介するのは、以前から保険適応となっている標...
2024年6月25日


右目が飛び出そうな腫瘍も5年以上局所制御:動注化学陽子線治療の自験例
私が陽子線治療を実臨床で始めたばかりの頃に担当させていただいた女性患者さん(ここではAさんとします)の臨床経験について、ブログでご紹介させていただきます(旦那様からご承諾済)。 初診時のAさんは、つばが広い黒の バケットハット(帽子)を深くかぶり...
2024年2月11日

姑息照射って単語、いまだに使ってますか?
2013年9月に「姑息照射って表現、消えてほしいな~」というタイトルのブログを書いたことがあります。 http://mccradonc.blog.fc2.com/blog-entry-53.html あれから10年が経ちました。...
2023年9月8日

立位CTは緩和照射の救世主!?
先日のブログ『「緩和照射できません」失笑の放射線治療の会に失望』に対して、知人の放射線腫瘍医の方々から、SNSでいくつかアドバイスやコメント、励ましの言葉などをいただきました。ありがとうございました。具体的には「鎮静して照射は何度もやってます」とか、「プロポフォールでの全麻...
2023年9月5日

「緩和照射できません」失笑の放射線治療の会に失望
本日夕方、某地方の放射線治療懇話会にオンラインで参加しました。特別企画が「多職種で考える緩和的放射線治療」という興味深いテーマだったのと、特別講演をされる先生のお話を聴講したかったこともありまして。 土曜午後の診療直後でしたが、(時間通りに業務終了したので)無事に聴講できま...
2023年9月2日


勇気と覚悟:化学陽子線治療数年後の感謝状
私は、2年半ほど前にくりにっくを開業しましたが、現在も前所属の陽子線治療施設さんで非常勤診療を行っています。先日、数年前に主治医として陽子線治療を担当した患者さんの奥様から、お手紙をいただきました。 その患者さんは高齢で、心臓疾患や肺・代謝系の病気を抱えており、紹介元の大...
2023年8月4日


くりにっく初の市民公開講座
7月10日夜7時から、くりにっく初の仙台市民公開講座を行いました。場所は、レストラン・ファッション・食品・生活雑貨などバラエティ豊かな店舗が集積する商業施設である泉パークタウン タピオ。 「誰でも先生、誰でも生徒 自分の持つ「知」をみんなで分かつコミュニティ」というコンセプ...
2023年7月12日


在宅医療と緩和的放射線治療 ~1回照射の啓蒙に向けて~
6月24~25日の2日間、第5回日本在宅医療連合学会学術大会が新潟の朱鷺メッセで開催されます。初日(本日)朝8時からのシンポジウム3 「病院主治医との二人主治医制の勧め」で、私も表題の講演発表をさせていただきました。 https://site2.convention.co....
2023年6月24日

「常勤」は良質の放射線治療を担保するか?
最近、私の大学時代の同級生(首都圏の某病院の副院長)から、「がん拠点病院を継続したいのだけれど、常勤の放射線治療医が退職して困っている。誰かいませんか?」という連絡がありました。 大学時代に同じ釜の飯を食った同級生からの切実な相談なので、私の存じ上げる何名かの首都圏にある有...
2023年4月22日

ほぼ全肝照射1回で肝臓痛(と生存率)改善
久しぶりに放射線治療の研究報告をブログで紹介いたします。 肝臓全体に広がったがんの痛みは、医療用の麻薬鎮痛剤ですら効果が出ない厄介な症状であることがしばしばあります。 そんな患者さんたちに対して、ほぼ肝臓全体へ1回だけ放射線治療をしたら、半数以上で痛みが楽になり、(吐き気以...
2023年3月30日

「旧優生保護法による優生手術”など→放射線照射”を受けた方へ」周知協力
『昭和23年9月11日〜平成8年9月25日までの間に、旧優生保護法により生殖を不能にする優生手術または放射線照射を受けた方で、現在生存されている方を対象に、法に基づき一時金320万円(一律)を支給いたします。 請求期限:令和6年4月23日(つまりあと1年ちょっと)...
2023年3月18日


光免疫とBNCT:類似点多い「第5のがん治療法」
光免疫療法と、放射線治療の一つであるBNCT(Boron Neutron Capture Therapy:ホウ素中性子捕捉療法)。昨今のメディア報道などで「夢の治療」などと注目を集める2つのがん治療法ですが、実はいろいろな点で類似点が多いです。...
2022年12月27日

リンパ浮腫の現状について
日本におけるリンパ浮腫患者数の詳細な統計データは確認できる限りまだありませんが、手術や放射線治療後などがん治療関連が最多とされます(厚生労働省後援2020年度第1回新リンパ浮腫研修テキストより抜粋引用)。 日本乳癌学会北村班の多施設実態調査では、国内における乳がん術後の影響...
2022年9月6日
日本緩和医療学会第33回教育セミナー:くりにっく診療に関連し気になった点など
本日、オンラインで日本緩和医療学会第33回教育セミナーに参加しました。全部で以下の7講演と多岐にわたる内容でした。 ①進行がん患者の体温上昇や感染への対応:小田切拓也氏(小牧市民病院 緩和ケア科) ②事例から学ぶオピオイド鎮痛薬の選択:石木寛人氏(国立がん研究センター中央病...
2022年6月12日
コータックに期待はしてます:「免疫療法を超えるがん治療革命」読書感想 小川恭弘著 光文社
最近、一部で話題になっている放射線治療の増感剤コータック(KORTUC)。著者であり放射線腫瘍医であるコータック開発者の高知大学名誉教授小川泰弘先生のご発表やご講演は、学会などで私も拝聴したことがあります。先日は、がん医療情報にとても詳しい私のお知り合いの方から「コータック...
2022年2月26日

日本放射線腫瘍学会リーフレット公開:放射線治療による緩和ケア
「放射線治療による緩和ケア QOL生活の質の向上のために」のポスターとリーフレットが日本放射線腫瘍学会ホームページに掲載されました。どなたでも無料でPDFファイルとしてダウンロードすることができます。 https://www.jastro.or.jp/medicalpers...
2022年2月25日
ワールドキャンサーデー・セッション UHCの観点から見た日本の放射線治療の問題:私が思う追加の課題と解決案
ワールドキャンサーデー2022が先日の2月4日にオンライン開催されました。https://www.worldcancerday.jp/ ワールドキャンサーデー、ご存じですか?ホームページに掲載されているワールドキャンサーデーとはについて、UICC(Union for...
2022年2月8日


粒子線治療のピットフォール(施設間格差)
昨日、令和3年度第2回診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会がオンライン開催され、令和4年度診療報酬改定に向けた医療技術の評価についての報告がPDFで公開されました。 https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000882772.pd...
2022年1月19日


緩和的粒子線治療という文言
先日、緩和医療系の某会合に参加した際、緩和的粒子線治療についての議論が少しありました。会議の内容についてはこのブログでのご紹介はまだできませんが、聞き慣れない言葉だと思う方が大半なのではないでしょうか? 放射線治療には大きく分けて、がんを治す目的の「根治的放射線治療」と、が...
2021年12月28日


JASTRO大会長ご講演「放射線治療に関わるネットワーク・システム構築」、私が思う課題
今年の日本放射線腫瘍学会(JASTRO)第34回学術大会長講演は山形大学理事で副学長の根本建二先生による「放射線治療に関わるネットワーク・システム構築」でした。ライブ配信は11月12日だったのですが家庭の事情で当日は拝聴できず、今月に録画配信となり私もようやく見終わりました...
2021年12月17日

出血性胃癌に緩和的放射線治療は極めて有効:世界最大の前向き多施設共同観察研究
放射線治療分野で国内最大規模の日本放射線腫瘍学会学術大会、今年の開催は古巣の山形大さんで、先月から始まり現在もオンライン開催となっています。 https://www.congre.co.jp/jastro2021/ コロナ禍でなければたぶん仙台国際センターで開催され、全国の...
2021年12月3日

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